医療生活協同組合とは

医療事業・介護事業と健康づくりを行っている生活協同組合法に基づいた生活協同組合です。生協に加入した組合員と医療(医師・歯科医師・看護師など)・介護(介護士・理学療法士など)の専門家が協力して、病院や診療所・介護老人保健施設などを運営しています。その元手となる組合員の出資金が院所・事業所の運営、地域での活動を支えています。

また地域での健康づくりや健康チェックを通じて「地域まるごと健康づくり」にとりくんでいます。

全国には106の医療生協(医療福祉生協連加盟医療生協)があり、総組合員数約300万人を有しています。住民の自主的組織として全国で様々な活動を行っています。

北医療生活協同組合とは

 名古屋市北部を中心に医療・福祉事業を運営する生協法人です。事業内容としては、病院、診療所、メンタルクリニック、歯科、訪問看護ステーション、介護老人保健施設、グループホーム、デイサービス、デイケア、ヘルパーステーション、居宅介護支援事業所など多岐にわたる事業運営を行っています。

 約4万人の組合員がいます。各地域に「健康づくり」「まちづくり」「子育て支援」などを行う支部(約40支部)があり、健康チェック、こども食堂、にじっこひろば、サロンなど地域に密着した活動を行っています。その人らしく住み続けられるまちづくりのために、組合員と職員が一緒になって取り組んでいます。

北医療生活協同組合の理念

協同の力で
いのち輝く
地域を作る。社会を築く。未来を拓く。

「いのち輝く」とは
健康に笑顔で生きること
一人ひとりが尊重されること
平和が大切にされること
すべての人々のいのちが輝くことをめざします。

北医療生協の基本方針

北医療生協は、
1、「地域まるごと健康づくり」を地域の仲間とともに、医療・介護の専門家との協同ですすめます。
2、笑顔の絶えない環境を作り出し、医療・介護の質の向上をめざします。
3、社会保障の充実をめざし、生活といのちを守る取り組みをすすめます。
4、健康といのちを脅かす動きを見逃さず、平和で豊かな社会の実現をめざします。

この理念を実現するために、基本方針をもとに様々な団体と協同をすすめます。

>> 理念・基本方針の印刷・ダウンロードはこちらから(PDFファイル)

北医療生活協同組合の「理念」の作成にあたって

北医療生協では、組合員と職員が「協同」することで、他の施設にはない優位性をつくりだすことが可能になります。また、地域で組合員と全ての住民の皆さんが「協同」することで、地域での健康づくり、住みやすい地域作りに貢献できます。
理念では、私たちはます「協同の力」こそが医療生協の原点であることを示しました。

「いのち輝く」は医療福祉生協で繰り返し使われているフレーズです。私たちは、この「いのち輝く」をキーワードに、今生活している地域が「いのち輝く」場であってほしい。地域だけでなく、社会全体がそうあってほしい。北医療生協はそのために存在するという思いと意気込みを理念に込めました。

「いのち輝く」はすてきな響きをもったフレーズですが、どんなことが満たされる事が必要なのでしょうか。
まず個人レベルでは、健康で笑顔な日々を過こせることが必要です。今を生きる生きがいがあり、明日に向けてやりがいが見つけられていることです。家族や気のおけない仲間と過ごせる、笑顔あふれる時間と環境が満たされていることで、いのち輝くことができるようになります。
現在は格差社会だといわれます。お金や社会的地位で、受けられる医療や介護にも格差がでてきています。私たちがめざす「いのち輝く」社会は、すべての人が平等で、等しく尊重される社会です。重い障害に苦しむ人も、人として尊重されることが必要です。どんな状態においても、亡くなる瞬間まで、人としての尊厳が大切にされることを願います。
また、人のいのちが尊重されるためには、平和であることが大切です。平和と言葉では言いながら、戦争に備える動きが強まっています。私たちは平和であってこそ「いのち輝く」ことを、今こそ大きな声で言い続けたいと思います。
こうした思いを「『いのち輝く』とは」にまとめました。

次に示した「基本方針」は、理念を活かすための私たちの行動規範となることを必要最小限にしぽってまとめました。すべて「北医療生協は」を主語としたものです。

昨日よりも今日、そして明日

「誰もが望む、健康でいきいきとした暮らしがしたい」・・・。そんな当たり前の願いを集めて北医療生協はつくられました。医療生協は、組合員一人ひとりによってつくられ、地域を舞台として育ってきました。これからも私たちは暮らしに寄り添い、地域の人々と共に歩みます。

「昨日よりも今日が、そして明日が一層意欲的に生きられる。そうしたことを可能にするため、自分を変え、社会に働きかける、みんなが協力し合って楽しく明るく積極的に生きる」――。北医療生協の目指す医療・介護・健康感です。

北医療生協のあゆみ

1966年、医療生協の診療所として、上飯田診療所を設立しました。「もしもの時に安心してかかれる病院、診療所が欲しい」「健康で長生きしたい」という、377人の願いから誕生しました。同診療所は、北診療所を経て、1980年に北病院となりました。

1996年に、新館部分を増築し、これまでの内科・小児科に加え、外科系の整形外科、および耳鼻科を併設しました。2014年には、北病院が新築移転し、現在は北病院をはじめ6つの医療施設と7つの介護施設、4万人の医療生協組合員を抱える医療生協に成長しました。医療・福祉・介護・健康づくりのネットワークを支える北医療生協の組合員による様々な取り組みは、全国的にも注目されるほどダイナミックでエネルギッシュです。 詳しくはこちら

班はくらし協同、助け合いの場

班は3人以上の組合員でつくれます。仲間たちと気軽に集まって健康チェック、病気についてのわかりやすい学習会や、減塩のための調理実習、健康ハイキング など、組合員の創意と自主性が発揮される組織です。また生協運営への一番身近な場です。医療生協ではこのような組合員どうしの集まりを「班」とよんでいます。

近所づきあいが少なくなり、高齢者世帯がふえるなど家族が小さくなってきた社会のなかで、消えつつある家庭の保健力やくらしの知恵を、隣近所の人々の寄り合いで、協同の力で取り戻す場です。学び合い、助け合う、それが「班」なのです。

医療生協Q&A

Q1,医療生協って?

地域の方々と医療・介護の専門スタッフが協力して健康づくりと安心できる病院・診療所・介護施設づくりを行っている生活協同組合です。

6つの医療施設と7つの介護施設、4万人の組合員、40の地域の支部へと医療・福祉・介護のネットワークが広がっています。

Q2,どうすれば組合員になれるの?

Q3,出資金は何に使われているの?

Q4,減資(脱退)するにはどうしたらいいの?

A,Q2~Q4は ≫「加入のご案内」をご確認ください。