9月15日、医療的ケアの演習を行いました。シュミレーターを使用して、経管栄養・たんの吸引・救急蘇生について学びました。ほとんどの受講生が医療的ケアは初めて耳にする用語や手順ばかり。更に課題内容が盛り沢山なので、開講当初からかなりハードな演習になるだろうと講師陣は想定していました。受講生にとって今できる最高の演習にしたいと打ち合わせを重ねました。少しでもイメージを掴んで演習に臨んでほしいと考え、教材DVDを何度も視聴していただくことと、本演習の手順書をしっかり読み込んでいただくことを、事前学習として受講生各位にお願いしました。講師陣及び運営スタッフも前夜から会場設営等を行い、当日も早くから集合し動線や流れを確認しました。定刻になり、演習が始まりました。いつもとは違う会場の状況と初対面の医療的ケア講師陣に最初は少し戸惑っていた受講生たちも、真剣な面持ちに変わりました。講師の手技を真似しながら、確認項目や利用者様へのお声掛けや確認事項を講師に続いて復唱しました。自分の順番以外でもほぼ全員が空中動作や復唱をやり続け、手順をマスターしました。経管栄養(胃ろう・経鼻)、たんの吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内)、救急蘇生と医療的ケア演習のすべてが終わった時、会場は晴れやかな笑顔であふれました。修了式、講師が言いました。「ケアを受ける利用者様の気持ちや苦痛を想像してください。イマジネーションを働かせましょう。今回の講座の教本・教材を時々は見直す習慣をつけましょう。」本年4月1日施行の改正省令の関係で、初任者研修修了またはそれに準ずると認められるの方は受講期間が短縮となり、最終演習日の翌日、9月16日に実務者研修修了となります。皆さん、お疲れ様でした。有り難うございました。